コワくないオカルト小説、二本立てで連載中!! 気になるお笑い芸人のオハナシも、地味に暴走しているよ!!
「鎌ァ〜!? またベタなこと言うねキミは!!」
水野サンは爆笑しながら、ゴソゴソとツナギの胸ポケットを探り、何かを俺に放って寄こした。
「それ、人に見せちゃ、ダメだからね」
それは、小さく折りたたんだ、紙だった。
俺は少し緊張しながら、ゆっくりと開いてみる。
話の流れからすると、中には『実務内容』が書いてあるに違いない。早く見たいような、もうちょっと先に延ばしたいような……何だか通信簿を貰った時のガキのような心境だ。
しかし、そんな懐かしい気持ちも、例によって、水野サンにブチ壊された。
「ボクらの仕事はねぇ、簡単に言うと……まぁ、廃品回収かなぁ?」
「廃品回収!?」
「うん。そんで、まだ使えるものは、リサイクルに回す」
「リサイクル!?」
水野サンの生々しい言い草に、俺は動揺を隠し切れなかった。
「おい!! もっとマシなメタファーはないのか!?」
思わず、タメ口で突っ込んだ。
しかし、水野サンは、気にしない。
「トーマ、あと少しで、最初の回収先に着くからね〜」
「……はぁ……回収先……」
水野サンは爆笑しながら、ゴソゴソとツナギの胸ポケットを探り、何かを俺に放って寄こした。
「それ、人に見せちゃ、ダメだからね」
それは、小さく折りたたんだ、紙だった。
俺は少し緊張しながら、ゆっくりと開いてみる。
話の流れからすると、中には『実務内容』が書いてあるに違いない。早く見たいような、もうちょっと先に延ばしたいような……何だか通信簿を貰った時のガキのような心境だ。
しかし、そんな懐かしい気持ちも、例によって、水野サンにブチ壊された。
「ボクらの仕事はねぇ、簡単に言うと……まぁ、廃品回収かなぁ?」
「廃品回収!?」
「うん。そんで、まだ使えるものは、リサイクルに回す」
「リサイクル!?」
水野サンの生々しい言い草に、俺は動揺を隠し切れなかった。
「おい!! もっとマシなメタファーはないのか!?」
思わず、タメ口で突っ込んだ。
しかし、水野サンは、気にしない。
「トーマ、あと少しで、最初の回収先に着くからね〜」
「……はぁ……回収先……」
生々しいメタファーの数々に、俺は何となく、この仕事がどういうものか、見えてきた。会社の名前(中有運送)とか制服(ツナギ)で、うすうす気づいてはいたが……要するに、肉体労働だ。
「とりあえず、そのメモに手順まとめたからさぁ、着くまで読んでてよ!」
「……はぁ……そうっすね……」
何だか急に、親父のことを思い出してしまった。
まだ俺がガキの頃、酔っ払った親父が、こんな話をしていたのだ。
『俺は確かに好きな仕事に就いたけど、未だにどうも、思ってたのと違うんだよなぁ……』
あの頃は、何贅沢言ってんだよ、と思っていたが、今なら親父の気持ちがよく分かる。
……まぁ、割り切ってやるしかねぇよな。仕事って、そういうもんなんだろ?
俺は心の中で今さら親父に答えながら、水野メモをガッツリ開いた。
ここに何が書かれていようと、俺はもう、驚きはしない。ここに来て何より実感したのは、現実は往々にしてイメージを裏切るもの、ということなのだ。
「とりあえず、そのメモに手順まとめたからさぁ、着くまで読んでてよ!」
「……はぁ……そうっすね……」
何だか急に、親父のことを思い出してしまった。
まだ俺がガキの頃、酔っ払った親父が、こんな話をしていたのだ。
『俺は確かに好きな仕事に就いたけど、未だにどうも、思ってたのと違うんだよなぁ……』
あの頃は、何贅沢言ってんだよ、と思っていたが、今なら親父の気持ちがよく分かる。
……まぁ、割り切ってやるしかねぇよな。仕事って、そういうもんなんだろ?
俺は心の中で今さら親父に答えながら、水野メモをガッツリ開いた。
ここに何が書かれていようと、俺はもう、驚きはしない。ここに来て何より実感したのは、現実は往々にしてイメージを裏切るもの、ということなのだ。
この記事のトラックバックURL
http://ragelabel.blog47.fc2.com/tb.php/9-d9c660e3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック





