コワくないオカルト小説、二本立てで連載中!! 気になるお笑い芸人のオハナシも、地味に暴走しているよ!!
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 道は相変わらず見えないが、青く塗られた標識を境に、明らかな変化があった。なんだか物凄い勢いで、水が跳ね上がってきたのだ。

「……水野サン、なんかスゲエ、バシャバシャ言ってんですけど」

 フロントガラスから見えるのは、尋常じゃない水飛沫と、それを激しく振り払うワイパーのみだ。
 水野サンは前のめりになりながら、アクセルを強く踏み込んだ。

「トーマ。しばらく揺れるから、気をつけてね」

 俺はシートベルトを調節して、体をしっかり固定させた。
 スピードが上がったことで、水飛沫は勢いを増した。車が進むにつれて、飛沫は水の壁となり、どんどんせり上がってくる。

「……あの、なんか、水かき分けて進んでるみたいなんですけど」
「うん。モーターボートに乗っている気分だよね!」
「いや、あの、今どこ走ってんですか?」
「どこって、水の上?」
「……は? 水陸両用なんですか? この車」
「うん。スゴイよね!!」

 ……いや、確かにスゴイけど。水陸両用とか、そんなことはどうでもいい。気になるのは、どうしてわざわざ水の上を走るのか? そして、この水域の正体である。

「水野サン、もしかしてココって……」

 仕事に関しては無知な俺も、さすがに見当はついていた。
 もし俺の想像通りなら、この運搬車は今、を渡っている。

「ココって川ですよね? いわゆる、世の境目の……」
 しかし、例によって、俺のイメージはブチ壊された。

「半分だけブブ~ッ!! 確かに『境目』だけど、『川』じゃなくて、お堀だよ」
「……お堀? 川じゃないんですか!?」
「うん。境目というよりも、むしろ要塞!!」
「要塞!?」
「そう。悪いヤツが入って来れないように。特に規約違反ね。道が見えないのも、同じ理由」
「……はぁ」

 ……分かったような、分からないような。いや、そもそも俺は、この世界のことを、分かってない。

「もしかして、トーマも、好奇心で入ったクチ?」
「……まぁ、そんなトコですかね。一体何やるんだろう? みたいな」
「何って……そりゃあ、キミの想像通りのことだよ」
「だから、具体的には、どのように」
「どのように、って……会社で説明されてないの?」

 俺は溜め息をついて、マニュアルの一文を読み上げた。

「『情報漏洩を未然に防ぐ為、実務内容については、各指導員によって詳細を知らせるものとする!!』」
 
 俺の場合、指導員は水野サン。この人に教えて貰うしか、ない訳だ。

「……あの、水野サン。『想像通り』って」

 思い切って、聞いてみた。

「まさか本当に、デカイ鎌で、刈るんですかね?」
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