コワくないオカルト小説、二本立てで連載中!! 気になるお笑い芸人のオハナシも、地味に暴走しているよ!!
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 仕事はなかなか、シビアなものだ。


 俺は今、『中有運送』という会社で働いている。いや、正確には、働こうとしている。
 とりあえず、これから実地研修だ。

「ホント、何も分からないんで、よろしくお願いします」
「まぁ、そんな気構えず、仲良くやろうよ」

 指導員の水野サンは、かなりのベテランだと聞いた。でも、どう見ても25、6歳にしか見えない。

「あ。キミは今日からボクの助手だから、助手席に座ってね~」

 しょうもない冗談は、俺の緊張をほぐすための気遣いなのか。なかなか気さくな人、というのが、水野サンの第一印象。
 とりあえず笑って、運搬車に乗った。俺は勿論、助手席だ。

 運搬車の乗り心地は、思ったより悪くなかった。だけど外の景色が、俺的には、どうも……。

「……すいません、なんかちょっと、酔ったみたいなんですけど」
 乗り物酔いなんかしたことがない俺でも、さすがに参った。
 そりゃ平衡感覚も狂うって。外はただひたすら真っ白で、道があるのかないのか、分からないんだから。

「あ~、最初は誰でもそうだよ~?」

 水野サンは顔を緩めて、窓を開けた。
 新鮮な空気どころか消火器みたいに濃い霧が入り込んで、俺はますます、気分が悪くなる。

「……あの、窓を開けても意味ないような気が……」
「ね。なんつーか、まさに『カオスの中を走ってる』って感じだよね!」

 水野サンは「アハハ~」とワザとらしく笑って、窓を閉めた。一体何なんだ、この人は。俺は早くも、水野サンのキャラに疲れ始めた。
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調味料
2008/10/31(金) 21:13 | URL | #-[ 編集]
ドッグウエア
ドッグウエア http://viny.archiunite.net/
2008/08/30(土) 06:43 | URL | #-[ 編集]
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